昨年のある日の午前中に来社をされたお客さんが住宅を購入するということでしたので、下記の試算を≪5分≫でしてあげました。なお、その内容を説明しますと、①金利と期間の試算②奥様に報酬がありましたので、20年の住宅ローン控除で試算をした結果奥様が35%を保有した方が旦那様とは別に10年間で140万円を追加で控除可能なため、連帯債務で奥様の保有割合を35%にしていただく!③そして、最後にはその奥様報酬額が最低いくらないと引き残しが生じてしまうかの給与額の検討!をしました。ですから、③でのご説明のように毎年控除可能額の給与が支給出来れば夫婦で持ち合うことで140万年も有利になり、かつ借り入れ期間(3%固定で試算)を5年短縮で500万円、10年短縮で1000万円の金利の負担軽減が可能となる試算です。そう、月次以外でのお客様との会話で税務に関係することが出てくれば、こんな試算をすることは日常的です。そして、そんな瞬間に【私たちの.com】を感じることとなります ・・・(感動)「エヘッ」
ここからは試算概要
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│●居住用(元利均等)で 55,000,000円 借入をした場合
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2007/12/19
現在での試算
【ケース①】 ≪金利3.00%で 360回払いのケース≫
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借入金 55,000,000円
年利 3.00%
期間(月) 360回払い
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⇒当初の元利返済額は 【231,882円】
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⇒支払利息合計は 【28,477,520円】
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【ケース②】 ≪金利3.00%で 300回払いのケース≫
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年利
3.00%
期間(月) 300回払い
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⇒当初の元利返済額は 【260,816円】
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⇒支払利息合計は 【23,244,800円】
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【ケース③】 ≪金利3.00%で 240回払いのケース≫
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年利
3.00%
期間(月) 240回払い
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⇒当初の元利返済額は 【305,028円】
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⇒支払利息合計は 【18,206,720円】
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≪では”【上記の金利差額】”のご説明です≫
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①⇒②では 金利差額が→ 【5,232,720円】
【1,047回も回転寿司に行けます】
①⇒③では 金利差額が→ 【10,270,800円】
【2,054回も回転寿司に行けます】
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│●住宅ローン控除の有利選択シュミレーション
│(平成19年度取得の場合)
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2007/12/19 現在での試算
借入 開始年 20年
借入 開始月 1月
上記 の金額 20,000,000円
上記1の回数 360回
【10年控除で試算】
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【年数】
【控除利息】 【年末残高】
1年目 195,824円 □■□19,582,444円
2年目 191,522円 □■□19,152,188円
3年目 187,088円 □■□18,708,845円
4年目 182,520円 □■□18,252,018円
5年目 177,813円
□■□17,781,295円
6年目 172,963円 □■□17,296,256円
7年目 83,982円 □■□16,796,462円
8年目 81,407円 □■□16,281,468円
9年目 78,754円 □■□15,750,808円
10年目 76,020円
□■□15,204,009円
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10年間の控除合計
1,427,894円
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【15年控除で試算】
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【年数】 【控除利息】 【年末残高】
1年目 117,495円
□■□19,582,444円
2年目 114,913円 □■□19,152,188円
3年目 112,253円 □■□18,708,845円
4年目 109,512円 □■□18,252,018円
5年目 106,688円 □■□17,781,295円
6年目 103,778円
□■□17,296,256円
7年目 100,779円 □■□16,796,462円
8年目 97,689円 □■□16,281,468円
9年目 94,505円 □■□15,750,808円
10年目 91,224円 □■□15,204,009円
11年目 58,562円
□■□14,640,580円
12年目 56,240円 □■□14,060,011円
13年目 53,847円 □■□13,461,784円
14年目 51,381円 □■□12,845,361円
15年目 48,841円 □■□12,210,189円
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15年間の控除合計 1,317,706円
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≪では”【上記のローン控除の比較選択】”のご説明です≫
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10年控除と15年控除での比較⇒
10年控除を選択した方が 110,188円の有利となります.
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│●住宅ローン控除をする際にどの程度の給与収入が必要か?
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下記の内容で試算をしております。 2007/12/19 現在での試算
借入 開始年 20年
借入 開始月 1月
上記 の金額 20,000,000円
上記1の回数 360回
扶養家族の数 1人
他の所得控除 800,000円
【10年控除で試算の場合】
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【年数】 【控除利息】
【年間給与】
1年目 195,824円引けますので □■□5,592,494円 だけ年間給与必要。
2年目 191,522円引けますので
□■□5,544,688円 だけ年間給与必要。
3年目 187,088円引けますので □■□5,495,427円 だけ年間給与必要。
4年目
182,520円引けますので □■□5,444,669円 だけ年間給与必要。
5年目 177,813円引けますので □■□5,392,366円
だけ年間給与必要。
6年目 172,963円引けますので □■□5,338,473円 だけ年間給与必要。
7年目 83,982円引けますので
□■□4,724,558円 だけ年間給与必要。
8年目 81,407円引けますので □■□4,660,184円 だけ年間給与必要。
9年目
78,754円引けますので □■□4,593,851円 だけ年間給与必要。
10年目 76,020円引けますので □■□4,525,501円
だけ年間給与必要。
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【15年控除で試算の場合】
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【年数】 【控除利息】 【年間給与】
1年目
117,495円引けますので □■□5,312,433円 だけ年間給与必要。
2年目 114,913円引けますので □■□5,280,164円
だけ年間給与必要。
3年目 112,253円引けますので □■□5,246,913円 だけ年間給与必要。
4年目 109,512円引けますので
□■□5,212,651円 だけ年間給与必要。
5年目 106,688円引けますので □■□5,177,347円 だけ年間給与必要。
6年目
103,778円引けますので □■□5,140,969円 だけ年間給与必要。
7年目 100,779円引けますので □■□5,103,485円
だけ年間給与必要。
8年目 97,689円引けますので □■□5,064,860円 だけ年間給与必要。
9年目 94,505円引けますので
□■□4,987,621円 だけ年間給与必要。
10年目 91,224円引けますので □■□4,905,601円 だけ年間給与必要。
11年目
58,562円引けますので □■□4,089,058円 だけ年間給与必要。
12年目 56,240円引けますので □■□4,031,001円
だけ年間給与必要。
13年目 53,847円引けますので □■□3,971,178円 だけ年間給与必要。
14年目 51,381円引けますので
□■□3,909,536円 だけ年間給与必要。
15年目 48,841円引けますので □■□3,846,019円
だけ年間給与必要。
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│●最後に会計事務所よりお客様への補足となります。
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上記からもわかるように住宅ローン控除に必要な給与収入がなければ、せっかくの住宅ローン控除も切り捨てなれてしまい、高い金利を支払うだけ!になってしまいます。ですから、住宅購入前にはお気軽に会計事務所の担当者までご相談下さい。
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私達は、仕事を楽しんでいます!だって、言われたこと以上に仕事ってすると主導権は依頼をされた側となりますから、負担じゃなくなるんですよ、本当に・・・ 黒川豊
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